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日本研究皮膚科学会 第49回年次学術大会・総会(2024年12月6日~8日・ウインクあいち)にて「Potential of SCX as a novel anti-aging molecule for skin(SCXの皮膚に対する新規抗老化分子としての可能性)」について発表します。

研究開発

SCX (scleraxis)は腱や靭帯などの組織の成熟化や心臓線維芽細胞のコラーゲン産生において重要な働きを担うタンパク質として知られていましたが、皮膚のコラーゲンを作る皮膚線維芽細胞でのSCXの働きに関しては十分にわかっていませんでした。そこでTOA株式会社スキンリサーチセンターでは、皮膚におけるSCXの機能を解明し、皮膚線維芽細胞においてコラーゲンやプロテオグリカンなどの細胞外マトリックスの産生にSCXが重要な役割を果たしていることを明らかにしました。SCXを介した皮膚線維芽細胞の機能改善は、シワなどに対する新たな抗老化アプローチとして期待できます。