ごあいさつ
新社名に込めた想いとTOAの未来
社会的存在意義のある会社が
求められる時代。
次の100年に向かって、
関わる全ての人々に
『ヨロコ美』をお届けしていきたい。
新社名「TOA株式会社」の名のもと、
社員一丸となって、
全員が笑顔で活躍できる会社を
築いていきます。
当社は、大正元年(1912年)に神崎義⾂により創業しました。当時は「⾦陵園」という社名で、ローゼン、シラホ等のブランドで本舗展開していました。しかしながら、第二次世界大戦末期の大阪大空襲で工場(現在の本町阿波座付近)が消失してしまい、戦後、化粧品の受託製造業に特化して再出発いたしました。
1968年に当時世界一の化粧品OEMグループの一員であった⽶国 Kolmar Laboratories Inc.(以下、Kolmar社)と技術提携契約を締結後、「日本コルマー株式会社」と改名しました。
1980年代後半頃から当社も売り上げ⾯では Kolmar 社と同じ100億円規模に成⻑し、当社⾃⾝が十分に実力をつけたことから技術提携関係を発展的に解消し、新たな関係にシフトしていきました。その後は、当社の事業は拡大し続け、20期連続増収、近い将来を展望しても化粧品受託製造業界はまだまだ拡大していくと思われます。
また社会全体も、企業は売り上げと利益だけを追求すればいいという時代ではなくなりました。CSR(Corporate Social Responsibility ∕企業の社会的責任)、ESG(Ecology・Social・Governance ∕環境・社会・企業統治)、SDGs(Sustainable Development Goals ∕持続可能な開発⽬標)等々、利害関係者である株主・従業員・顧客・取引先すべてに配慮した経営が求められています。化粧品業界の競争激化と受託製造業界の拡大、すべての利害関係者に配慮した経営へのシフトといった大きな環境変化の中、本社の移転もあり、これを機に当社が化粧品 OEM/ODM 会社であるという原点を再確認するとともに、次世代にステップアップする意味を込めて、当社のサービス「Total Outsourcing Access」の頭文字をとって「TOA(トーア)株式会社」へ社名変更をする決断をいたしました。
「ヨロコ美とともに」。今回の社名変更は、社員、経営者一丸となって新生「TOA」の名のもとに、顧客対応、生産性向上、福利厚生等、新しいことにチャレンジしつつ、次の100年に向かって、全員が笑顔で活躍できる会社を一緒に築いていくきっかけとしたいと考えています。
TOA株式会社(旧 日本コルマー株式会社)
代表取締役社長
神崎 義英
3つのキーワード
あらゆる化粧品の生産を可能にする
3つのキーワード
取扱商品
化粧品のOEM/ODMトップ企業として、あらゆる化粧品の製造が可能であり、設備、技術、経験に誇りを持っています。
あらゆる化粧品の生産が可能
TOAネットワーク
多くの海外有名ブランドの化粧品を生産してきたノウハウを持ち、国際的に展開する企業のニーズにも対応しています。
豊かな国際性
事業紹介
当社一社だけの商談で、ハイレベルな商品調達(企画・検査・製造・法的手続き等々)が一貫して可能という利便性があります。
ワンストップトータルサービス
あらゆるお客様のニーズにお応えする
化粧品受託製造業界でグローバルNo.1を
目指します
ここに注目
新しいシンボルマークと
理念の由来
TOAのシンボルマークの由来グローバルな視点の「地球」と、柔軟な「アクセス」を、知的でクリーンなイメージの青で可視化
TOAのシンボルマークは、“Total Outsourcing Access”の頭文字からなる社名TOAにこめた理念と活動への志をデザインで表現しています。TOAの“T”は、水平、垂直からなる力強い造形で表し、“O”を地球に見立てました。すべての利害関係者に配慮した経営が求められる今、さまざまな業務委託の形態に一括して応える“Total Outsourcing”を実現するために、当社自身がグローバルな視点に立ったサステナブル経営を進めていこうという姿勢を表しています。そして、“A”の中に躍動的な動きを加えることで、お客さまや社会から幅広く“Access”していただく姿を表しています。青いグラデーションは、知的でクリーンな企業であり続けることを誓うカラーとして選んでいます。
理念「ヨロコ美とともに」の由来美と健康を通して喜びを届け、 関わるすべての人々とともに歩んでいく会社
私たちは創業以来、「美」と「健康」を通してお客さまに「喜び」をお届けしてきました。これからも社会や私たちと関わる多くの人々に喜びをお届けし、みなさまとともに歩んでいきたいと願っています。その想いを「喜び」と「美」を重ねた造語「ヨロコ美」に託し、そこに「ともに」を添えた「ヨロコ美とともに」を理念と定め、新社名に添えるステートメントといたしました。
キャラクター「TOA」の由来アイデア創造のヒラメキをあらわす「始まりの一滴」
私たちは、お客様の多種多様なニーズに合わせて「中身」をつくっている会社です。そのためにも、アイデアや創造のヒラメキを大切にしています。そのヒラメキを「始まりの一滴」と捉え、水滴をあらわすキャラクターに仕立てました。水滴が落ちると、波紋が広がり、やがて全てを包み込む「和」や「地球」となっていきます。当社のココロを伝えていくための役割を、このキャラクターに託していきます。
About
会社概要
名称 | TOA株式会社 |
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本社所在地 | 〒541-0041 大阪市中央区北浜三丁目5番29号日本生命淀屋橋ビル17階 Tel:06-6227-5261 Fax:06-6227-5264 URL:https://www.toa-cosme.co.jp/ |
営業種目 |
|
資本金 | 1億2000万円 |
従業員 | 2,264名(2024年5月現在) |
売上 | 635億8000万円(2024年3月期) |
役員 |
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取引銀行 |
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History
創業から現在までの歴史をご紹介
西暦和暦 |
項目 |
---|---|
1912大正元年 |
金陵園を創業。ローゼン・シラホ商標の化粧品製造販売開始 |
1945昭和20年 |
戦災のため工場焼失。戦後受託製造開始 |
1952昭和27年4月 |
株式会社金陵園に改組(設立) |
1968昭和43年6月 |
米国・コルマーラボラトリーズ社との業務提携契約締結 |
1970昭和45年5月 |
八尾工場新設 |
1972昭和47年5月 |
日本コルマー 株式会社に社名変更 |
1973昭和48年11月 |
八尾研究所新設 |
1974昭和49年11月 |
東京営業所新設 |
1980昭和55年4月 |
中央区伏見町に本社移転。 柏原工場新設 |
1981昭和56年4月 |
東京営業所を東京支店に昇格 |
1988昭和63年5月 |
日本工業規格表示許可工場認定 |
1990平成2年5月 |
合弁会社韓国コルマー株式会社設立 |
1990平成2年6月 |
出雲工場新設(第1期工事) |
1993平成5年3月 |
出雲工場増設(第2期工事) |
1993平成5年11月 |
柏原研究所新設。柏原工場増設 |
1997平成9年7月 |
出雲工場増設(第3期工事) |
1997平成9年10月 |
科瑪化粧品(蘇州)有限公司設立 |
1999平成11年11月 |
出雲工場危険物専用工場新設 |
2000平成12年11月 |
科瑪化粧品(蘇州)有限公司操業開始 |
2007平成19年2月 |
出雲工場増設(第4期工事) |
2008平成20年6月 |
出雲工場増設(第5期工事) |
2009平成21年12月 |
科瑪化粧品(蘇州)有限公司増設(第2期工事) |
2014平成26年1月 |
静岡工場新設 |
2015平成27年4月 |
横浜研究所新設 |
2016平成28年10月 |
結城工場新設 |
2017平成29年8月 |
伊賀工場新設 |
2017平成29年10月 |
広島工場新設 |
2018平成30年4月 |
スキンリサーチセンター新設 |
2018平成30年6月 |
コルマーベトナム社設立 |
2018平成30年6月 |
横浜研究所 移転 |
2018平成30年6月 |
科欧瑪化粧品(杭州)有限公司設立 |
2021令和3年4月 |
研究開発サポートセンター新設 |
2022令和4年4月 |
九州支店新設 |
2024令和6年3月 |
スキンリサーチセンター移転 |
2024令和6年6月 |
本社移転・TOA株式会社に社名変更 |
2024令和6年10月 |
新結城工場 完成予定 |
Promise
ともに歩んでいくための「行動憲章」
企業
行動憲章
TOAグループ企業行動憲章
TOAグループは、公正かつ自由な競争の下、社会に有用な付加価値および雇用の創出と自律的で責任ある行動を通じて、持続可能な社会の実現を牽引する役割を担うため、次の原則に基づき、関係法令、国際ルールおよびその精神を遵守しつつ、高い倫理観を持って社会的責任を果たしていきます。
- Ⅰ.社会との関係
- 1.持続可能な経済成長と社会的課題の解決
私たちは、イノベーション等を通じて社会に有用で安全な商品・サービスを開発、提供し、持続可能な経済成長と社会的課題の解決を図ります。イノベーションの創出にあたっては、個人情報等の機密情報や知的財産を十分に保護しつつ、適切に活用します。
- 2.人権の尊重
私たちは、国際的に認められた人権を理解・尊重し、差別をはじめとする人権への負の影響を防止します。また、奴隷労働や人身売買を含む強制労働・児童労働を排除し、すべての人々の人権を尊重する経営を行います。
- 3.環境問題への取組み
私たちは、気候変動をはじめとする環境問題への取組みが人類共通の課題であることを認識し、企業の存在と活動に必須の要件として、主体的に行動します。
- 4.社会参画と発展への貢献
私たちは、「良き企業市民」として、積極的に社会に参画し、その発展に貢献します。
- 1.持続可能な経済成長と社会的課題の解決
- Ⅱ.ステークホルダーとの関係
- 1.公正な事業慣行
私たちは、公正かつ自由な競争ならびに適正な取引、責任ある調達を行います。また、不当な利益や優遇措置の取得・維持を目的とする接待、贈答、金銭等の授受・供与を行いません。また、汚職・贈収賄、反競争的慣行、資金洗浄に関わりません。
- 2.公正な情報開示、ステークホルダーとの建設的対話
私たちは、企業情報を効果的かつ公正に開示し、企業をとりまく幅広いステークホルダーと建設的な対話を行い、企業価値の向上を図ります。
- 3.顧客との信頼関係
私たちは、顧客に対して、商品・サービスに関する適切な情報提供、誠実なコミュニケーションを行い、満足と信頼を獲得します。
- 4.危機管理の徹底
私たちは、反社会的勢力の行動やテロ、サイバー攻撃、自然災害等に備え、組織的な危機管理を徹底します。
- 1.公正な事業慣行
- Ⅲ.従業員との関係
- 1.職場環境の充実
私たちは、勤務時間や賃金等において、差別や不合理な格差のない雇用管理および処遇を推進し、従業員の多様性、人格、個性を尊重する働き方を実現します。また、団結権、団体交渉権をはじめとする労働基本権を尊重し、健康と安全に配慮した働きやすい職場環境を整備します。虐待や各種ハラスメント等の非人道的扱いについては、これらの一切を禁じ、全面的に発生防止に努めます。
- 1.職場環境の充実
- Ⅳ.共通事項
- 1.経営トップの役割と本憲章の徹底
TOAグループの経営トップは、本憲章の精神の実現が自らの役割であることを認識して経営にあたり、経営の健全性、効率性、透明性を確保するガバナンスを構築して社内、グループ企業に周知徹底を図ります。あわせてサプライチェーンにも本憲章の精神に基づく行動を促します。
- 1.経営トップの役割と本憲章の徹底
購買方針
TOAグループ購買方針
基本理念
TOAグループは、経営、環境、社会というそれぞれの面で企業としての責任を果たし、企業と社会、そして地球の持続可能な発展を目指してバランスのとれた取組みを行います。また、公平・公正な購買活動を通して、サプライヤーとともに顧客にとって価値のある商品・サービスを提供します。
基本方針
- 1.パートナーシップの構築
- サプライヤーとの信頼関係を基盤に新しい価値をともに創造し、互いに進化・発展していくことを目指します。
- 2.公平・公正な取引
- サプライヤーと公平・公正な取引を行います。
- 3.優良なサプライヤーとの取引優先
- 品質、コスト、納期、サービス、環境配慮や人権尊重等を総合的に判断して優良なサプライヤーとの取引を優先し、問題の著しいサプライヤーとの取引については見直しを検討します。
- 4.法令・倫理の遵守
- 関連する法令等(独占禁止法、下請法、労働関連法、個人情報保護法等)を遵守します。
- 社会規範(児童労働・強制労働・差別の禁止、人権への配慮等)を遵守します。
- 紛争鉱物を使用しません。
- 5.地球環境への配慮
- 生物多様性への影響の把握に努め、回避と低減への取組みを推進します。
- 水使用量の削減に努め、水資源の保全を推進します。
- 廃棄物の発生抑制と再利用を促進し、容器・資材の脱プラスチック対応への協力を進めます。
- 持続可能なパーム油調達に取り組みます。
人権・労働
方針
TOAグループ人権・労働方針
基本理念
TOA グループは、リスクアセスメントが最重要課題であるとの認識のもとに、化粧品・医薬部外品の設計・開発及び製造を行う事業活動の中で、人権・労働に関するリスクを低減することにより、そのパフォーマンスを向上できるように、事業従事者の健康と安全な職場の実現を目指して、以下の基本方針の活動を積極的に推進します。
基本方針
- 1.従業員の安全衛生
- TOAグループの事業活動で従業員の心身の健康に与える影響を的確に把握し、労働安全衛生リスク保全活動を推進し、労働災害発生の潜在的危険性の低減に努めます。
- 労働安全衛生に関わる法令を遵守します。
- TOAグループの企業行動憲章の精神に則って、労働安全衛生活動を推進します。
- 労働安全衛生方針を全従業員に周知させると共に、本方針に則した活動を行えるように労働安全衛生教育を推進します。
- 施設内作業を委託する外部業者、派遣社員等に対して、従業員と同等の安全衛生を確保するよう努めます。
- 緊急事態発生時の影響を最小限に抑えるため、緊急時対応手順を定め、安否確認の訓練を実施します。
- 2.労働条件
- 法令を遵守し、勤務時間、休日および休暇等を適切に管理し、従業員が心身ともに健康で働ける環境づくりを行います。また、賃金関連法を遵守したうえで給与の支払いを行い、従業員に対して不当な減給は一切行いません。
- 3.社会対話
- 法令に基づき、従業員による団結権、団体交渉権をはじめとする労働基本権を尊重し、従業員との対話を通じた健全な労使関係の構築に努めます。
- 4.キャリアマネジメントと教育
- 体系的・計画的な研修を行い、人材教育・キャリアマネジメントに努めます。
- 5.児童労働・強制労働・人身売買
- すべての児童労働、強制労働および人身売買を排除します。
- 6.ダイバーシティ・差別・ハラスメント
- 国籍、市民権、出生地、人種、皮膚の色、信条、宗教、家系、民族、婚姻の有無、性別、性的志向、障がい、年齢、社会的地位、その他法令で定めるもの等いかなる事由であっても、差別や個人の尊厳を傷つける行為、嫌がらせ、その他の不当な扱いを行うことを許容しません。また、セクシュアルハラスメントやパワーハラスメントといった身体的・精神的苦痛を与える行為を許容しません。
環境方針
TOAグループ環境方針
基本理念
TOAグループは、地球環境保全が人類共通の重要課題であるとの認識のもとに、化粧品・医薬部外品の設計・開発及び製造を行う事業活動の中で、環境負荷を低減することにより、人々の健康と豊かな社会の実現を目指して、以下の基本方針の活動を積極的に推進します。
基本方針
TOAグループの事業活動を巡る環境影響を把握し、環境汚染の防止を推進するとともに、環境コンプライアンスの継続的改善を図ります。環境に関する法令、規則、条例、その他の合意事項を遵守します。廃棄物の減量化、リサイクル、省エネルギー、省資源などの環境保全活動に取り組みます。環境目的・目標を定めて、環境負荷の削減を図ります。環境方針を全従業員及び当社の利害関係者に周知させると共に、本方針に則した活動を行えるように環境教育を推進します。
- 1.従業員の安全衛生
- パリ協定をはじめとする地球温暖化対策に関する国際的枠組みを支持し、事業活動を通じて、気候変動の要因である温室効果ガスの排出量を削減します。
- エネルギー消費や環境負荷に配慮した製品開発・生産活動に取り組みます。
- 2.水
- 水使用の削減に努め、水資源の保全を推進します。
- 3.生物多様性
- バリューチェーンにおける生物多様性への影響の把握に努め、回避と低減への取組みを推進します。
- 4.地域公害と汚染事故
- 地域公害、汚染事故等の環境リスク低減を図り、地域社会への貢献に努めます。
- 5.原材料・化学物質・廃棄物
- 自然由来成分、天然系素材等、環境に配慮した原材料を使用した製品開発に努めます。
- 廃棄物の発生抑制と再利用を促進し、容器・資材の脱プラスチック対応への協力を進めます。